皆さんこんにちは、司法書士講師の三枝りょうです。
「ねじ式」といえば、つげ義春ですけれども。
司法書士にとっては「バッジ」です。正式名称は「徽章」です。
2022-12-06 記事
司法書士徽章は、「ネジ式」と「ピン式」があります。
だそうです。
前者は、留め具がネジネジになっていて、後者はピンバッジ方式です。
当方が司法書士登録をした10年ほど前は「男→ネジ」「女→ピン」と決まっていたようにも思いますが、記憶が定かでありません。
現在は、性別のいかんにかかわらず、登録申請時に好みのタイプを選ぶことが可能です。
訳の分からん性差別が一つなくなったこと、また、選べる自由を得た司法書士受験生さまにお慶び申し上げますとともに、以下バッジ選びのご参考になれば幸いです。
ネジ式の良いところ。
出先で落とすリスクがないことです。
じゃあ、ピン式で落とすかというと、どうでしょう。
司法書士は、胸ぐらのつかみ合いがしょっちゅうあるような業態ではありません。
ネジ式は「フラワーホール(ラペルホール)」を前提としています。
東京司法書士会新年賀詞交歓会において、和装の場合は司法書士バッジの着用を免除されていますが、羽織には衿穴が開いていないからです。
が、しかし。
すべてのジャケットにフラワーホールがあるかというとそうでもありません。
ご覧ください。当方のジャケットです。
ストラスブルゴで10年以上前に購入したものです。もちろん今も着用しています。新規購入の予算はありません。
ヘリンボーン柄とフィッシュマウスが気に入っていますけれどもラペルホールがありません。
ネジ式が嫌ならピン式にすればいいじゃない。
パンがなければケーキを食べればいいじゃない。
そう言い放つ人は、じきにギロチンと決まっていますけれども。
残念ながら、2022年12月現在、司法書士徽章の「ネジ↔ピン」交換は認められていません。
「交換」でなく「再交付」はしてくれるようですが、理由が「紛失」と「損傷」の場合のみと決まっています。しかも有料。
根拠は、「東京司法書士会会員証及び司法書士徽章に関する規程」だそうです。第10条。
ルールしかありません。びっくりするくらいルールがあります。
で。
「ピン式しか勝たん」かといえば、そうでもありません。
ピンバッジタイプは、スーツの生地を傷めます。
東京会100周年、司法書士制度150周年、いずれもピンバッジが配られて、せっせと着用していましたけれども、打ち込みと申しましょうか、糸密度の高い丈夫な生地ほど刺したダメージが目立ちます。
以上、登録申請の際は熟考の上、バッジのタイプを選ぶとよろしいかと存じます。
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