皆さんこんにちは,司法書士講師の三枝りょうです。
日曜写真館(その919)の続きです。
昆虫標本の話です。
『妹の息子』 ですから 『甥』 ですか,甥っ子が飼育していたスマトラオオヒラタクワガタが星になったので標本にしたいと。
『できる範囲で最大限のサポートを』 が公私における信条です。昆虫標本は,まあまあ得意分野です。
司法書士は,戸籍事項証明書,いわゆる戸籍謄本を読み解きながら相続関係を判断することが多いので,親族関係については敏感です。得意分野ではなく専門分野です。
こちらは,2019年12月に当方のアドバイスの下,甥っ子くんが展足(整形)し,約2か月間の乾燥工程を経た最終工程です。
幼稚園児ががんばったにしては,上手に展足をすることができています。
夏休みの自由研究において 『昆虫標本』 は,当方の幼少時は定番でしたけれども,2週間やそこいらでは標本が完成しないことを中年男性になってから知りました。
甲虫の場合,最低でも丸1か月間は乾燥剤を入れてカリカリに乾燥させることをお勧めします。中途半端な乾燥のまませっかくの標本から腐敗臭がしてくるのは最悪です。
無事に昆虫針(インセクト・ピン)を抜き終えたところです。昆虫標本用のステンレス製針は,志賀昆虫普及社のシガ昆虫針がやたらと有名です。
競合他社がないのでしょうか。ネットで探しても独占状態です。
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時系列を戻します。
抜針。実は,この作業がとても難しいです。
展足時,つまり昆虫針を刺しまくって形を整える作業中のムシは柔軟な状態ですので,少々乱暴に扱ったところで脚がもげるとか,そういうことはありません。
が,しかし,乾燥工程を経た標本昆虫は,非常に脆いです。マジもろ。
変な力が1ミリかかっただけで,ポッキポキです。触覚とかもう大変。
したがって,整形に用いた針は,昆虫に余計な力がかからぬよう,細心の注意を払って抜き取ります。これはですね,ちょっと幼稚園児にはムズカシイです。
標本箱に収納しました。
防虫剤はマストです。そこそこの密閉度ですが,『交換サイン』 が出たら必ず交換します。
定期的なメンテナンスこそが,標本に永遠の命を吹き込みます。
日常生活で使わないのでうっかり香り付きミセスロイドを購入してしまいましたが,無香タイプをお勧めします。
こんな感じでいかがでしょう。
プロはラベルがマストでしょうが,趣味の作品ならばこれで十分です。
なお,採集日時,採集場所,採集者がラベル記載事項です。
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