皆さんこんにちは、司法書士講師の三枝りょうです。
DX って何ですか。
デジタルトランスフォーメーション。
固定資産評価証明書。
不動産登記の申請に使用します。
司法書士にはお馴染みの書類ですけれども、司法書士試験の受験勉強ではほぼノータッチです。
試験に出題されることは稀だからです。
不動産登記の記述式問題のレッスンをしていても、申請書の添付書類欄に「固定資産評価証明書」と書くことはありません。
登録免許税の課税標準金額の算定に用いる書類です。
したがって、登記法上の添付情報でないため記載しない次第です。
実際の登記申請においても 100%添付するわけではありません。
東京都内の不動産については、2020年より「固定資産評価証明書(ひょうかしょうめい)」でなく「固定資産課税明細書(かぜいめいさい)」でオウケイの扱いとなっています。
2020-12-16 記事
前者はわざわざ役場(都内の場合は東京都税事務所)に請求して取得します。時間と費用がかかります。
後者は固定資産税納税通知書に同封されています。毎年タダで送付されてきます。
つまり、「かぜいめいさい」は、原則として不動産の所有者(=お客さん)の手元にある書類です。
使わない手はありません。
が、しかし。時にこの「かぜいめいさい」では足りないことがあります。
まあまああります。理由は過去記事で言及しています。
ご興味ある人は、「固定資産評価証明書」で検索してください。
で。です。致し方なく「ひょうかしょうめい」を取得すると。
このたび、代理人(=司法書士)による東京23区内の固定資産評価証明書の取得手続が大幅に改善されました。
DX か IT化か不明ですが、兎にも角にも喜ばしい限りです。
時間と費用。先ほどそう申し上げました。
「出頭(あるいは郵送)」「定額小為替証書」です。
従前までは「行く」か「郵送」の2択でした。
行くのも、郵送でも、時間がかかります。
このたび、「固定資産評価証明書」の「オンライン申請」が可能となりました。万歳。
厳密には、暫く前からオンライン申請は可能となっておりました。
けれども、「本人申請のみ」つまり、お客さんが自らパソコンとにらめっこしつつ申請しなければならなかったと。
いやいや、そういうのが面倒くさいから専門家に頼むのではないのかと。
で。です。
晴れて、司法書士を含む任意代理人からのオンライン申請が認められました。
東京司法書士政治連盟さんの御尽力によるものと伺っております。
定額小為替証書って何ですか。ていがく・こがわせ・しょうしょ。
郵送で「ひょうかしょうめい」を取得する際に必要なアイテムです。
これで支払いをします。
この「定額小為替証書(こかわせ)」が曲者です。曲者を超えて魔物です。
めちゃくちゃ高いです。金200円です。
200円という金額にピンとこないかも知れません。高いか?と。
が、しかし、「50円」の「こかわせ」を買うのに250円かかると聞いたら、大抵の人はびっくりしておしっこを漏らします。
本当です。
「こかわせ」は、券面最低額50円、最高額1000円で12種類あります。
どれを買っても200円です。
最高額を購入しても、1200円払って1000円のものを買うことになります。どういうことですか。ルール。
このたび、オンライン申請に併せて「電子納付」が可能となりました。万歳。
割高感のある「こかわせ」を買わずに済みます。郵便局に行く手間も省けます。
もちろんお客さんの経済的負担も軽くなるでしょう。
東京都主税局のサイトには、下記のとおり記載があります。
なお、代理人申請の受付は、12月20日(火)午前10時からです。
> 東京都主税局では、「東京共同電子申請・届出サービス」(共同申請)により、都税に関する証明等の電子申請を受付しております。
> ご自宅やオフィスのパソコンから、証明等の申請・証明発行手数料の納付まで行うことができます。
> また、委任状等を別途郵送することで代理人等からの申請が可能になりました。
泉岳寺です。
赤穂浪士の季節がやってきました。
【東京都主税局サイト】
https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/shomei/denshi.html
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