皆さんこんにちは,司法書士講師の三枝りょうです。
そうでした。
先だって,落語(会)の話を始めたものの,『もう,お寝ましょうよぉ,ダーリン♪』 とスキンヘッドで髭もじゃマッチョの彼が言ってきたので,面舵いっぱいで別の話にすり替えて逃げ去ったのでした。
どんな趣味嗜好ですか。
立川笑二月例独演会【8月】の会場は,お江戸上野広小路亭でした。
だいたいこちらで開催されているようです。9月は21日です。
司法書士受験生さま以外は,行ってみるのも一興でしょう。日程を取り違えて,9月24日の快楽亭ブラック毒演会だったというのもまた人生です。
一席目は,『青菜』 です。月例らしく,盛夏の噺です。
一席目の演目は前出しでないので,マクラから本題に入り,『植木屋さん,ご精が出ますな。』 という台詞で,『おぉ!「青菜」!!』 と一気に盛り上がります。私が。
好きだから,『青菜』 が。誰がやっても面白いと申しましょうか,つまらなくするのが難しい噺です。カレーライス的な。えぇ。
笑二さんの師匠の談笑師匠は冒頭の部分を植木屋さんの独白で工夫していますが,笑二さんのそれは,ごくごくオーソドックスなスタイルでした。
押し入れのふすまを開けた途端,真夏の狭い押し入れに閉じ込められのぼせた植木屋のおかみさんがドーンッと倒れ出てくるシーンは師匠譲りでしょうか。
コンパクトかつ軽快で,『初めてだけどいい会に来たな』 と思わせる一席でした。十分に笑いました。
二席目は,新作落語でした。『耳たぶいらない』 です(終演後に 『ずっと見てた』 に改題)。
『う~ん,二つ目さんの新作落語かぁ』 と若干警戒しながら聴いておりましたが,酒乱の先輩とサイコな後輩の噺で良かったです。
渋谷にある飲食店が次から次へと出てくるのも,界隈を徘徊している私としては親しみが湧きます。
柳家喬太郎師匠の新作落語は好きですが,それに負けないくらい面白かったです。
そして,新作落語はあれくらい短い方がワタシ好みです。
二席あって休憩です。落語会では,『中入り』 と言います。
血行を良くするため,場内をぶらぶらします。
中入り後は 『不動坊』 です。幽霊が出てくるため夏に多く上演される噺です。
噺の中に講釈師と(前座の)噺家が出てきます。双方が揃って出てくる噺は珍しいんじゃないかなと。
厳密には,幽霊も講釈師も出てきませんが,上記の説明で概ねあっています。たぶん。
講釈師の名前は, 『不動坊火焔』 です。ふどうぼうかえん。
巡業先で突然死した講釈師。そのおかみさんを講釈師が生前作った借金込みで独身男子に縁付けようというまあまあ凄い内容です。
前半の一人妄想と後半のドタバタ劇のコントラストもまた楽しいなと。
ネタおろし,つまり初演ですから,そのあたりを割り引いても面白かったです。また練れてきたものを聴いてみたいなと。
以上三席で金1500円です。
真打ちの独演会のチケット代金が3500円前後ですから,これはお得でした。
笑二さんとのツーショットです。無理を言って,一緒に撮ってもらいました。
掲載許可を得ています。
とても良かったです。ありがとうございました。
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プチまな