皆さんこんにちは,司法書士講師の三枝りょうです。
先だっての記事で,東京法務局練馬出張所に遠征した話をしました。
その際に,居候先のオフィスのスタッフさんから,マジ遠いのでオマエのようなスマホも持たないクソ野郎は週刊誌でも持っていった方が良いとアドバイスを受けました。
クソ野郎は余計ですけれども。
週刊誌と申しても,現在は,1冊400円はするようです。
400円の週刊誌を数時間で費消してゴミにしてしまうならば,倍の値段を出しても文庫本の小説を購入して自身の本棚を潤したいタイプです。これも病気でしょうか。
時間が時間でした。登記所までの所要時間がオーバー1時間ですから,ぼやぼやしていると閉庁してしまいます。クローズ17時15分。
オフィスの最寄り駅の書店に立ち寄って購入完了までに割くことができる時間は,5分です。たったの5分で小説を購入したことは,かつて一度もありません。
司法書士試験,なかんずく午後の科目は,時間との戦いです。もう少し先,4月以降のいわゆる直前期に入ったらスピード感を意識した問題演習が必要になります。
迷いますが迷っている時間はありません。
店頭に平積み担っている文庫本の帯に 『第151回直木賞受賞作!』 としてあります。賞レースを基準に小説を読んだことはありませんが,えいや!で買い求めました。『ジャケ買い』 ならぬ 『帯買い』 です。
黒川博行著 『破門』 です。税別金920円です。高いなと。
門前仲町駅まではボーッとしており,乗り換えた都営大江戸線では練馬春日町駅の2つ手前の駅まで爆睡していました。
お尻は割れ,首がもげそうになりましたが,書籍は不要でした。週刊誌買わなくて良かったです。
その日は読まずとも活字中毒の私が読まない訳がありません。文庫本は腐りません。
翌日から通勤時の電車内で読書を開始しました。ルールは,2月13日記事で述べたとおりです。
読み始めて気がついたこと。
ヤクザ小説でした。書名で気がつくべきでした。焦って解くと司法書士試験ではよくあるミスです。そこ見落とすか!と。
苦手ではありませんが,正直に申し上げて,これ系は映画 『アウトレイジ』 でお腹いっぱいです。
そして,全編のロケーションが大阪です。
『松屋町筋を南下し,天王寺動物園を左折して谷町筋に入った。』 と書いてあっても,まったくイメージが湧きません。
流れとしては必然ですが,登場人物は全員が大阪弁を操ります。大阪弁の台詞しかありません。
嘘でしょ?!と思うのは,自分の講義がちょっぴり関西訛になっていることです。
別に 『前国家的権利やないかい』 とか 『制度的保障ですねん』 とか,そういうことではなく,イントネーションが,です。担当科目は丸わかりですけれども。
言葉の音の流れが浜村淳的なあれになっています。わかりますか。こんなことってありますか。
おそらく。ですけれども。
『あかんやろ』 とか 『いくらや』 等のいかにもな表現だけでなく,その間に挟まれた 『教えてください。次はどっちです』 といった,字面では標準語と区別がつかないものまで関西弁の音に置き換えて読んでいます。私は。
文字を文字としてインプットしているのではなく,台詞部分は,喋りの音に変換して脳みそに取り込んでいるんだなと。
これがフツーなのかビョーキなのか誰か教えてください。
そして私の中途半端な気持ちの悪い関西弁を直してください。
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プチまな